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一隅を照らす。
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 別に憂鬱ではないんだけど

 ウイークデーの緊張と疲れが一気に出るのか
 土曜は起床時から頭痛、だるさで始まる。

 今日は、頭痛、吐き気がひどかった
 脳腫瘍でもあるんじゃねーか??
 脳関係はやだな。

 なので残念な土曜日
 

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 ライブが終わって、いよいよ「全員と握手会」
 希望しない人は帰ってもよし。もちろん、帰る人もいる。

 前列の人から、2列にならばされ、私は前半のほう。
 ちなみに、私とライブを一緒にすごすはずだった友達は来なかった
 仕事でどうしても抜けられなかったらしい。
 だから、ひとりでそのときを待っていた。

 ライブも微妙であるが
 握手会に並ぶ列も、なんだか微妙な雰囲気。
 
 係員から何度も
 「握手だけをして速やかに前に進んでください、立ち止まらないでください」
 と、声かけがある。

 よくテレビで、アイドルと握手するファンをみていて
 泣き出したり
 握手しながらお辞儀をしすぎて
 アイドルをまったく見れてないのを
 もったいない。と思っていたので

 とりあえず、深々と頭はさげないで、てっちゃんを再接近でまじまじと見よう。
 と決めて

 何て言おう。
 と、考えていた。

 しばらくまたされて、てっちゃんは現れた。
 
 自分の順番が近づいてきて。

 片手なんてもったいないので、両手でしっかりと、てっちゃんが差し出した右手を握って
 頭をさげずに
 笑って
 「今日はありがとうございました。」
 と言った。
 てっちゃんは
 「こちらこそ ありがとう」
 と言った。

 顔色が真っ白で、髪の色も明るく、ちょっと褪せていて
 やっぱり少しおじさんになっている
 けど
 20年前に、テレビで見たまま。おじさんになってるね。

 私が終わっても、握手会はどんどん続いて
 ピアノソロでフルにライブをやったあと
 彼にそんな体力があるのだろうか・・・と心配しつつ

 帰りがたくて、てっちゃんを遠巻きにみながら高校の同級生とかと溜まって話をしていた。
 
 そんな30代3人に、エイベックスのスタッフが、インタビューにきた
 いつもなら、インタビューなんて、すべて避けて通るのに
 生まれてはじめて、受けてしまった。 (まあ、どこかで使われることはないが、ダサ田舎オバ予備軍3人では・・・)

 ライブ、どうでしたか?
 これまで小室さんのコンサート、何回くらいきましたか?
 とか、いろいろ。

 最後に、小室さんに言いたいことを一言。

 オバ予備3人はいっせいに「そんな、大それた・・・・」としばらく考えて。

 やっぱり
 「今日は鹿児島に来てくれてありがとう、これまでもありがとう
 ・・・・これからもよろしく」
 とか、答えて終わったのである

 エイベックスのイケメンおにいちゃんは、鹿児島出身の人だった。まだ20代前半くらいだろ。
 ひさびさに鹿児島に来て嬉しいそうだ。
 そっか、よかった。最近は灰がすごいよ。

 んで、その後
 仕事でライブにこれなかった友人と合流。
 夜遅くまで、ライブの感想と、まさかの握手会の話をして
 友人をがっかりさせたものである。

 間接握手でよかったら。と、握手してあげたり。

 心残りは
 エイベックスのお兄ちゃんに
 「松浦社長に会ったら、てっちゃんを助けてくれてありがとうって言っといて」
 って言うのをわすれたこと。
 まあ、
 だいぶ下っ端だろうから、そんなチャンスはないか??

 そんなライブ報告。時間かかりすぎ。
 
 
 
 

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 コンサートの開始前、というのは、なんとなく
 会場内に高揚感みたいなものがある。
 伝統芸能のステージなんかは、会場内は少しおちついている。

 この日のコンサートの会場に着いたのは、開演の10分前
 隣の席の友人はまだ来ていない。
 ・・・
 なんだろ、この雰囲気。
 観客はみな、これからのステージを
 どうして聞いていたらいいの?ってとまどいがあるように
 ライブが始まるのを、固唾を呑んで静かに待っている。

 ステージの上には、グランドピアノ、シンセサイザーのみ。
 舞台装置も、ほとんどない。
 てっちゃんが現れて、観客は、わあっ。となって
 彼は深々と一礼して、演奏が始まった。

 ライブのチケットを取ったときは
 延々ピアノソロのライブかあ、仕事帰りだし寝ちゃうかも。
 でも行ってやんなきゃ。彼も借金返さなきゃだしな。
 こんなときの、古いファンじゃねーか?
 くらいだった。

 演奏が始まって。
 しばらくしたら。
 どんどんと、涙が出てきて。
 いろんな想いが頭をよぎって

 こんなに才能があるのに
 バカだなあ、てっちゃん。

 なんでこんな近くにいるんだろう。
 すごく遠くにいる人だったはずなのに。
 
 詐欺事件なんて起こして
 バカだなあ。

 学生のときに、カラオケで歌った。
 楽しかったことも辛かったことも
 
 中学生のときに、生きるのが辛くて
 でも、TMのコンサートに行くまでがんばろう。とか思ったりした。
 そのときと、中身はなにも成長しないまま
 20年も月日がたって

 自分のことと
 てっちゃんのこと想って
 静かに泣いていたら。

 周りも泣いていた。
 男の子(とかいって30~40代だけど)も泣いていた。
 誰も叫んだりせず、静かに。

 レジスタンスから、セルフコントロールのあたりなんて
 かなり号泣。
 生きているうちに、生でまた聴けるとは思わなかったなあ。

 藤井鉄幹さんが来ていて、司会をしながらトークをすすめたりしたけど
 観客はみな
 なんて声をかけていいかわからず
 会場は、妙な雰囲気だった。

 演奏中の彼はとても素敵で
 トーク中は、昔からだけどますますおじいちゃんみたいだった。
 眠ってしまうかも、という予想は外れて
 ただただ
 意外といい感じにピアノ&シンセサイザーにアレンジされた曲の数々が
 降ってくるのを受け止めていた。

 音楽を聴いてこんなに涙が出たことは、これまでなかった。

 
 
 
 

 

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 んで、コンサート当日。
 私のテンションはあまりあがってはいなかった。
 1週間の仕事でへろへろの金曜夜、ピアノソロだけのライブでは爆睡ではないか?という気も。

 職場からコンサート開演まで、メイクも直さず、さしておしゃれもせず
 18:10まで職場にいたので。
 会場に入ったのは、18:50、まもなく開演。

 アナウンス
 「コンサート終了後、小室哲哉との握手会が予定されています。ご希望のお客様は、終演後そのままお席にお残りください」

 なんですと~~。
 あくしゅ。
 全員とですか???

 なぜにこの会場にしたのかはわからないけど
 満席2000のホール。入場は約半分。
 
 やべえ、仕事帰り。マスカラとか、ネイルとかしとけばよかったっ
 っつーか、見やしないさ。

 そして開演前。
 別々の席ではあるが、高校の同級生を2人発見。
 ひとりは、嫁に行った先の関東から、わざわざ帰省しての参戦。
 「たぶん、人入らないと思ったからさ、わしらが行ってやらないとさ」
 親戚のようなコメントである。

 ライブが始まった。私の友人はまだ来ていない。仕事が忙しい人だから。
 トッカータとフーガ?だっけ
 パイプオルガンの音色で・・・・厳かに
 レクイエムのように。

 ・・・しかしどうしても、嘉門タツオの
 チャラリ~、鼻から牛乳~~・・・に聞こえるので
 その深刻さと裏腹に、ちょっとクスリとしてしまう。
 
 しかし、昔とはまったく違う
 はっきりと表情もわかるその位置に
 昔あこがれた、堕ちたカリスマはいるのであった。
 現実とは思えない。
 

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 3月19日 鹿児島市民文化ホールで行われた、小室哲哉コンサートに行ってきました。

 中学~高校のとき、大好きだったんですよ。
 同級生が、おおかた、光ゲンジにはまっている頃。私はTMがすきだったですよ。
 ちなみに、あの時代に、「光ゲンジが好きじゃない」というと、いじめにあっても良い位のすごい人気だったのですが、まったくアイドルのよさはわからず。
 当時から、おじさんが好きだったので。
 最近、オバサンになって、ようやく「嵐、かわいいなあ~~」とやっと思えるようになってきた。

 学生の頃、TMが大好きで(レボリューションじゃないよ。)
 中学の時、決死の思いで親にお願いして、ライブに行って
 高校卒業して、これでどこへでもライブに行っちゃうぞ、と思ってた頃
 彼は、それまでもやっていたコンポーザー&プロデューサーの仕事をメインにしてしまったので
 さっぱりつまらなくなった。

 そして、わしらが「てっちゃん」は、TKとか、小室哲哉とか小室さんとか呼ばれるようになり
 てっちゃんは、一気に有名人になってしまった。(いや、それまでも多少は有名だったが)
 
 中高、それ以降に出会った。「昔、TMすきだった」というファン、わしら何人かは
 なんとなく、そんなブームを寂しく、そして、なんだか人事のような感じで見守り
 「てっちゃん」だとか、なんとか、あまり口にすることもなくなって
 巷にあふれる小室ソングを、他の人たちと同様にカラオケで歌ったりしてきたのだ。
 そして自然にてっちゃん、とは呼ばずに、小室哲哉。と呼ぶようになった。

 そして、小室哲哉ひとりバブルが崩壊して
 犯罪に手を染めたときも。

 あ~。
 音楽以外に才能ないのに、たくさんお金を手にしたもんだから
 運用とか事業に失敗して、たまにはだまされたりして
 ホント、バカだな。と思って
 テレビの前で、やつれた彼を見るにつけ
 涙がでるわけでも、コメントするわけでもなく
 ただただ、だまって、少し切ない気持ちになったりしていた。 
 
 エイベックスの社長が、肩代わりをしてくれて
 てっちゃんは、音楽活動を再開することになった。

 エイベックスは、昔は、輸入版のダンスミュージックを扱う、小さな小さな会社で
 小室哲哉が、自分のプロデュースを思い通りにできるようにするために使ったから
 どんどんと成長して
 日本を代表する、巨大な音楽会社になった。

 だから。
 もう関係なくなった&さらに犯罪者になったにもかかわらず
 松浦社長は偉いよな。と思う。

 そんな松浦社長の、温情のおかげで当の本人は
 2月の熊本、3月18日の福岡、そして、この鹿児島公演で、活動再開したんです。
 ニュースで見た人もいるかもしんない。

 なぜに、九州から・・・?という疑問もつきないのすが
 地味に、ひっそりと田舎からはじめたかったんでしょうか??
 
 それは、1月30日、社会福祉士国家試験の前日のこと。
 歯医者に行った帰りに、鹿児島アリーナの前をかかる橋を、車で通った時。

 BGMもない、女性だけの声で
 「明日、1月31日、小室哲哉コンサートの先行予約を行います。電話番号は 〇〇〇-×××・・・」

 何~~~!!!
 なんて!もっかい言わんね。鹿児島でね。何でね。
 その後、いくらラジオを聴いても、そのインフォメーションは流れないため
 帰宅してネットで調べた。

 熊本の、聞いたことのない代理店。先行予約があるらしい。

 1月31日 社会福祉士国家試験は、私は半分免除だったので午後から
 そんな日の、午前10時
 意を決して、先行予約に電話をかけたのである・・・
 そんなことしてる場合かと、思ったんだけど・・・
 
 ・・・・ツー・ツー・ツー

 ・・・カチャ
 なんと、たった2回目で通じたじゃねーか!これまで、こんなチケット取りやすかった先行予約はないよ。

 そんなこんなで、チケットを手に入れ、その日がやってきたのです。
 続く。

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以前のブログでははにわと名乗っておりました。
短期間でかなりの美白&成長に成功した様子。
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