一隅を照らす。
ひとり大和路、5月31日だというのに、本日も33℃くらいある。
JR奈良駅近くのビジネスホテルから、徒歩で近鉄奈良駅へ
約5分で大和西大寺駅
そこからすぐに、西大寺があります。
東大寺、はよく行きますが、そう、西大寺。奈良時代に建立された平城京の西を守護する寺なんだそうです。
残念ながら、スマホで写真を撮らなかったので、アップしませんが、1万坪の敷地を持つ、立派なお寺さんですよ。かつては20数万坪あったらしいです。
まずは、四王堂というところに入ったのですが、そこのおじさん(職員さん)が、約40分くらい、マンツーマンでお寺のゆかりや、仏像の説明をしてくれました。
四王堂に奉られているのは、6メーターほどある大きな十一面観音立像(長谷寺式)藤原時代?
京都の法勝寺のお堂が倒壊?(焼失?)かなんかしたので、西大寺で管理するようになったそう。長谷寺式というのは、奈良の長谷寺、鎌倉の長谷寺に共通する観音様の形で
右手に錫杖、左手に花瓶を掲げているのです。
このお堂のもともとの本尊は、この観音様の左右に配置されている四天王像らしいのですが
その足元に踏まれている邪鬼2体が重要文化財、天平時代のものだそうで
上に居る増長天だの、持国天だのは、火災で焼けて再建されたものなのだそうです。
いくたびかの火災にあっても、焼失をまぬかれてきたのが、邪鬼だということに
卑しめられるものの生命力の強さを感じずにはいられないのでした。
また、本堂には清凉寺式の阿弥陀如来像(本尊)平安時代作の吉祥天像、文殊菩薩五尊像などがあります。
私は、この獅子の上に座す切れ長の目の菩薩様のお姿にほれぼれとしておりました。文殊菩薩をとりまいている財善童子像のように、ぴゅあーでアツイ視線を送っておったのです。
愛染堂の愛染明王さまは、残念ながら模造のみ拝観、小さい像で、赤い体、三眼六ぴの憤怒相。理屈では割り切れない愛や欲に負けてしまう弱い私たちを、そのまま救済してくれるという、愛の仏様です。いつか公開期間にまた行きたいと思います。
西大寺のことは、ネットの『みうらじゅんの仏像探訪記』でも動画で確認することができます。
そして、西大寺から徒歩20分。午前10時過ぎ・・・とはいっても灼熱の33℃、熱中症には要注意です。次は、秋篠寺、これも写真がなくてごめんなさい。
秋篠寺は、平城宮の乾の方角に建てられたもので、創建は8世紀ごろ
現在の本堂は鎌倉時代に再建されたもので、中央に薬師如来像、両脇に日光・月光菩薩像、そのまた両脇に十二神将像、さらに脇に・・・という風に並んでいます。
センターからはかなり遠い位置にいらっしゃいますが、ちょっと有名で、この寺の目玉となっている(東洋のミューズ、とか呼ばれる)伝伎芸天立像。
元はヒンドゥー教のシヴァ神から生まれた絶世の美女が仏教に帰依した姿。しなやかな肢体と、柔らかなほほえみは、確かにほかの仏さまとは違った、体温のようなものを感じられる像なのでした。
さあ、秋篠寺から同じ道を20分引き返し近鉄電車に乗って、近鉄奈良駅へ。
近鉄奈良駅から徒歩5~6分?
関西に住んでる知人から紹介してもらった、数少ない『奈良で食べるべきもの。』
巾着きつね


↑もち巾着とかはあるけど、きつねうどんもあるけど、この発想はなかった。
しかも、だいぶ大量の、くたくたな麺があふれ出るさまは、なんだか怖さを感じるほど。
ゆるキャラの、うどん脳を思いながら食べました。
お味は、う~ん。想像どおりというか。
コシのある麺が好きです。
巾着きつねカレーもあるみたいでした。(カレーうどんスープになってる。)
さあ、腹ごしらえ+熱中症対策の塩分補給をしたので、
バス停に戻るのも面倒なので、え~い、歩いてやれ。
このうどん屋からは、徒歩、30分ちょっと??くらいか
日焼け止めを塗り直し、日傘をさして、水分取りつつ、
新薬師寺!

奈良時代に建立された本堂
中央須弥壇に本尊の薬師如来坐像(国宝 平安時代、191cm)、そして眷属の十二神将像(11体が国宝 平安時代 150~165cm)が、周囲を360度取り囲むようにして配置されています。
薬師如来さまは、写真で見ると何というか親しみやすいお顔をしているのですが、実際はとても荘厳でした。光背には化仏が6体
十二神将像は、その配置の影響もあるのでしょうが、これまで見たものより、ずっと、ガードマン的な役割を果たしているようで、強くたくましいカンジ
時代が古いので、外見的にはボロボロ(鎌倉時代のものとかに比べてということ)ですが
各像の表情もポーズも実に個性的で、1200年?も前の人が作ったとは思えない、現代のアニメやフィギュアに通じる、日本人の造形力だと思います。
なので、私はこの空間をぐるぐると、3週も4週もして、自分の干支に属する神将さまにろうそくを備えたりして、外の暑さをしのいだのでした。
お堂全体を使って、円形に仏様を配置しているという空間の使い方が、とてもいいですね。
さて、新薬師寺を出て、予定になかった春日大社に。なぜなら、近かったので。



春日大社を参拝して、参道を下ると、興福寺。ここは4年ぶりくらい
すでに午後4時過ぎ、参拝は5時までなので急がなくては。

興福寺の創建は7~8世紀
修学旅行生や外国人観光客も満載のメジャーな世界遺産
これまで(新薬師寺)までとは趣が異なります
熱中症だと思いますが、救急車がせわしく出ていく中
まずは、宝物殿へ行き、国宝、重文満載の仏様たちを『鑑賞』
ここには、有名な阿修羅像(国宝 奈良時代)もですが、私の好きな 天燈鬼、龍燈鬼像(国宝 鎌倉時代)金剛力士立像(国宝 鎌倉時代)迦楼羅像(国宝 奈良時代)などなど
挙げればきりがないほどの仏さまが満載なのです。
特に、天燈鬼たちは、邪鬼であるにも関わらず、踏まれていない(単独の像である)どころか、なんと国宝にまで出世しているかと思うと、愛おしいとしかいいようがありません。また来たよ!ってカンジ。
おかげで、そのあと参拝した東金堂の記憶があんまりない・・・外国人観光客の人が、無断で仏様の写真を撮っていたことだけが記憶にあります。
北円堂、南円堂などは非公開の時期でしたので、2日目はここで午後5時を迎え
お寺巡りは終了したのでした。
ホテルまでは、・・・徒歩30分か??ヨロヨロになりながら、宿を目指すのでした。
JR奈良駅近くのビジネスホテルから、徒歩で近鉄奈良駅へ
約5分で大和西大寺駅
そこからすぐに、西大寺があります。
東大寺、はよく行きますが、そう、西大寺。奈良時代に建立された平城京の西を守護する寺なんだそうです。
残念ながら、スマホで写真を撮らなかったので、アップしませんが、1万坪の敷地を持つ、立派なお寺さんですよ。かつては20数万坪あったらしいです。
まずは、四王堂というところに入ったのですが、そこのおじさん(職員さん)が、約40分くらい、マンツーマンでお寺のゆかりや、仏像の説明をしてくれました。
四王堂に奉られているのは、6メーターほどある大きな十一面観音立像(長谷寺式)藤原時代?
京都の法勝寺のお堂が倒壊?(焼失?)かなんかしたので、西大寺で管理するようになったそう。長谷寺式というのは、奈良の長谷寺、鎌倉の長谷寺に共通する観音様の形で
右手に錫杖、左手に花瓶を掲げているのです。
このお堂のもともとの本尊は、この観音様の左右に配置されている四天王像らしいのですが
その足元に踏まれている邪鬼2体が重要文化財、天平時代のものだそうで
上に居る増長天だの、持国天だのは、火災で焼けて再建されたものなのだそうです。
いくたびかの火災にあっても、焼失をまぬかれてきたのが、邪鬼だということに
卑しめられるものの生命力の強さを感じずにはいられないのでした。
また、本堂には清凉寺式の阿弥陀如来像(本尊)平安時代作の吉祥天像、文殊菩薩五尊像などがあります。
私は、この獅子の上に座す切れ長の目の菩薩様のお姿にほれぼれとしておりました。文殊菩薩をとりまいている財善童子像のように、ぴゅあーでアツイ視線を送っておったのです。
愛染堂の愛染明王さまは、残念ながら模造のみ拝観、小さい像で、赤い体、三眼六ぴの憤怒相。理屈では割り切れない愛や欲に負けてしまう弱い私たちを、そのまま救済してくれるという、愛の仏様です。いつか公開期間にまた行きたいと思います。
西大寺のことは、ネットの『みうらじゅんの仏像探訪記』でも動画で確認することができます。
そして、西大寺から徒歩20分。午前10時過ぎ・・・とはいっても灼熱の33℃、熱中症には要注意です。次は、秋篠寺、これも写真がなくてごめんなさい。
秋篠寺は、平城宮の乾の方角に建てられたもので、創建は8世紀ごろ
現在の本堂は鎌倉時代に再建されたもので、中央に薬師如来像、両脇に日光・月光菩薩像、そのまた両脇に十二神将像、さらに脇に・・・という風に並んでいます。
センターからはかなり遠い位置にいらっしゃいますが、ちょっと有名で、この寺の目玉となっている(東洋のミューズ、とか呼ばれる)伝伎芸天立像。
元はヒンドゥー教のシヴァ神から生まれた絶世の美女が仏教に帰依した姿。しなやかな肢体と、柔らかなほほえみは、確かにほかの仏さまとは違った、体温のようなものを感じられる像なのでした。
さあ、秋篠寺から同じ道を20分引き返し近鉄電車に乗って、近鉄奈良駅へ。
近鉄奈良駅から徒歩5~6分?
関西に住んでる知人から紹介してもらった、数少ない『奈良で食べるべきもの。』
巾着きつね
↑もち巾着とかはあるけど、きつねうどんもあるけど、この発想はなかった。
しかも、だいぶ大量の、くたくたな麺があふれ出るさまは、なんだか怖さを感じるほど。
ゆるキャラの、うどん脳を思いながら食べました。
お味は、う~ん。想像どおりというか。
コシのある麺が好きです。
巾着きつねカレーもあるみたいでした。(カレーうどんスープになってる。)
さあ、腹ごしらえ+熱中症対策の塩分補給をしたので、
バス停に戻るのも面倒なので、え~い、歩いてやれ。
このうどん屋からは、徒歩、30分ちょっと??くらいか
日焼け止めを塗り直し、日傘をさして、水分取りつつ、
新薬師寺!
奈良時代に建立された本堂
中央須弥壇に本尊の薬師如来坐像(国宝 平安時代、191cm)、そして眷属の十二神将像(11体が国宝 平安時代 150~165cm)が、周囲を360度取り囲むようにして配置されています。
薬師如来さまは、写真で見ると何というか親しみやすいお顔をしているのですが、実際はとても荘厳でした。光背には化仏が6体
十二神将像は、その配置の影響もあるのでしょうが、これまで見たものより、ずっと、ガードマン的な役割を果たしているようで、強くたくましいカンジ
時代が古いので、外見的にはボロボロ(鎌倉時代のものとかに比べてということ)ですが
各像の表情もポーズも実に個性的で、1200年?も前の人が作ったとは思えない、現代のアニメやフィギュアに通じる、日本人の造形力だと思います。
なので、私はこの空間をぐるぐると、3週も4週もして、自分の干支に属する神将さまにろうそくを備えたりして、外の暑さをしのいだのでした。
お堂全体を使って、円形に仏様を配置しているという空間の使い方が、とてもいいですね。
さて、新薬師寺を出て、予定になかった春日大社に。なぜなら、近かったので。
春日大社を参拝して、参道を下ると、興福寺。ここは4年ぶりくらい
すでに午後4時過ぎ、参拝は5時までなので急がなくては。
興福寺の創建は7~8世紀
修学旅行生や外国人観光客も満載のメジャーな世界遺産
これまで(新薬師寺)までとは趣が異なります
熱中症だと思いますが、救急車がせわしく出ていく中
まずは、宝物殿へ行き、国宝、重文満載の仏様たちを『鑑賞』
ここには、有名な阿修羅像(国宝 奈良時代)もですが、私の好きな 天燈鬼、龍燈鬼像(国宝 鎌倉時代)金剛力士立像(国宝 鎌倉時代)迦楼羅像(国宝 奈良時代)などなど
挙げればきりがないほどの仏さまが満載なのです。
特に、天燈鬼たちは、邪鬼であるにも関わらず、踏まれていない(単独の像である)どころか、なんと国宝にまで出世しているかと思うと、愛おしいとしかいいようがありません。また来たよ!ってカンジ。
おかげで、そのあと参拝した東金堂の記憶があんまりない・・・外国人観光客の人が、無断で仏様の写真を撮っていたことだけが記憶にあります。
北円堂、南円堂などは非公開の時期でしたので、2日目はここで午後5時を迎え
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女性
職業:
はたらいてます
趣味:
あさくせまく
自己紹介:
南国かごしまではたらくシロクマです。
てげてげゆるゆるによろしゅう。
以前のブログでははにわと名乗っておりました。
短期間でかなりの美白&成長に成功した様子。
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