介護って

　ワイドショーで、南田洋子さんの闘病～最期をみていて

　いろいろあっても、最後は旦那さんにこんなに必要とされて
　そばにいてもらって
　哀しまれてなくなるというのは、女性として幸せだなあ。と私は感じる。
　
　もちろん、それまでの何十年と、そうでない日もあっただろうけど
　うらやましいな。

　しかし、周囲の意見は、ちょっと違う。
　私の母、その他、

　プライドの高い女優さんだったのだから、高齢になって、あんなふうになったところを
　テレビやその他でさらされるのは、本当はとても嫌なのでは
　
　つまり、夫の自己満足ではないかと。
　他の人も同じように言っているひともいた。

　なるほど。
　本当のところは、南田さんにしかわからない。
　
　ただ、家族の愛その他、介護だって、親孝行だって、異性に対する愛だって
　基本は、それをする人の自己満足が主なので
　長門さんが満足するまで、十分に愛を注ぎたかったのであれば
　それでいいのかも。

　のりぴーが、裁判で
　これからは介護の仕事を・・・と言っていた。

　どうして、派遣切りにあって、他の仕事ができないからしかたなく・・・とか
　日本人がやらないから、外国人でいいや・・・とか
　犯罪をして芸能界にいられないから・・・とか
　
　そういう理由で、介護の仕事なのか
　福祉業務従事者としては、いつも憤る。

　そんなに、やる気なく、やれないですよ。
　自分の父母が、配偶者が、子供が
　介護が必要だったときに
　たまたま流れてきて、仕方なくやってる人に、介護されたくないけどな、私なら

　他の業界で受け入れてもらえない人たちがする、最後の仕事といったイメージをつけられて
　ちゃんと気持ちも技術も備えて、研鑽してがんばってるひとたちに
　大変失礼だと思う。
　ますます希望者もいなくなるだろうし
　仕方なくやってる人が増えてくると、全体の質も落ちて、
　ちゃんとやっている人のほうがやってられなくなる

　やれやれである。
　なにか償うのであれば、ボランティアか、いっそ、尼にでもなったらいいのに。

　１億円もらって中国デビューするほうが、よっぽど現実的であるよ。
　贖いたいなら、そのお金で寄付でもしたらいいのに。
　それ、いいな。採用してくれないかな。社会貢献。