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一隅を照らす。
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 一生懸命祈っていたのですが、この日も、グレイ一色の空。
 アンカラからカッパドキアの間も、時折、強い雨が降ったり、晴れ間がさしたり
 ガイドさんの話を聞きながらも、ずっと空模様が気になっていたんです。

 487be69d.jpeg
 まずは、地下都市カイマクルへ
 キリスト教徒がアラブ人の圧迫を逃れるために
 住んだ地下都市。
 かつては最高で5000人ほど生活したとか

 台所や食料庫、教会などがある
 迷子になった日本人が数日後に
 ぜんぜん違うところから出てきたというくらい
 ものすごい広いらしい。



3040e63b.jpegデヴレント地区にある ラクダ岩

晴天だったら、写真ももっと素敵なのにね。
クリックして少し大きくしてみてください。




b0912c2a.jpegキノコ岩が一面に立ち並ぶ、パシャバー
中に妖精がすんでいるという言い伝えから
妖精の煙突ともいわれています





d54d1292.jpeg  
 キノコ岩のひとつを登ると、中には
 キリストでしょうか。

 カッパドキアは、迫害されたキリスト教徒が
 たくさん身を潜めていたんですね、
 
 




 48d4522b.jpeg
ad47a42f.jpeg ギョレメ野外博物館の
 奇岩の中の教会には
 こんな風にキリスト教関係の
 古いフレスコ画がたくさん残っています。

 ここではあいにくの雨!残念







 さあ、あいにくの雨はここまで、これから先は、少し晴れ間が見えてきます。

 3日目②につづく。

 以下、カッパドキアの嫁入りのお話。興味のある方はどうぞ。

 ガイドさんによると、カッパドキア地方は、早婚のトルコのなかでも、また結婚が早い地域で、女性はだいたい10代中半から、義務教育が終わると、高等教育は受けずにじゅうたんを織る人が多い。
 じゅうたんは、嫁入り道具なだけでなく、その後の彼女の財産として、老後や生活が困ったとき(カッパドキアのお嫁さんは、その後も家事や農業に加えてせっせとじゅうたんを織りますが、歳をとってくると目が悪くなるので、やはり、若いときに織ったもののほうが精密で、老後に売るころにはアンティークになってて、高く売れるんだそうです)
 カッパドキア地方をはじめ、トルコの地方では産業が少なく、男性にとっての稼げる仕事はあまりなく、女性の働きが家族の生活を支えます。だから女性はとてもたいへんです。

 ちなみに、トルコの(田舎の)女性は、嫁入り前になると、家の屋根に空のガラス瓶を置きます。
 それを見た、旦那さん候補の「お母さん」が、彼女の家を訪ねてきます。
 (もちろん、少女時代からめをつけていた子でもあるのでしょう・・・)
 そして彼女の部屋に積まれている、じゅうたんその他調度品を見ていきます
 それは予告無く、いきなりやってくるそうで、いつもきれいにしておかなければならない。

 んで、ひととおり見学が終わった後、彼女はその「お母さん」にコーヒーを入れてあげます
 彼女が、コーヒーにたっぷり砂糖を入れて、甘くして出していたら、嫁入りオーケー
 ブラックにして出していたら、「あなたの息子さんとは結婚したくありません」だそうです。
 でもどちらであっても、「お母さん」は「甘くておいしいわ」といって全部飲むそうです。

 でもブラックだったら、ちょっと残念。と思いながらかえって、また息子に嫁を探すために、次のチャンスを狙うんだそうです。
 
 なぜ、「お母さん」が選ぶのか、というと、カッパドキアなどの田舎の家では嫁の働きに家族の存亡がかかっているといっても過言ではないらしく
 「お母さん」が思ったように育てやすい、なるべく年端のいかない素直な、さらに働き者で手先の器用な嫁を、数年かかって姑好みに立派に育て、「お母さん」は嫁業をバトンタッチ!それまで働きづめだった自分が、その後を悠々自適に暮らせるかどうか、かかっているからだそうです。

 なるほど・・・カッパドキアの女の人は大変である。尊敬します。
 トルコはそういう昔の体制が残っているところと、急速に崩れつつあるところの差が大きいようです
 数十年前は、日本だっておんなじようなもんだったもの。

 ただ、救いなのは、最終的には選択権が お嫁さんになる本人にあるということ
 苦いコーヒーをもらったことは、彼女と、「お母さん」だけの秘密で、後追いは一切しないんだって。

 ちなみに、再婚したい人は、素焼きの瓶を置いておくそうです。
 ガラス瓶、素焼き瓶にかかわらず、数年も置いたままの家もあるとか・・・・

 若い添乗員さん(女性)と、トルコではもっと終わってる年齢の私は、このネタで現地ガイドさんに
 「シロクマさんも家に帰ったら瓶を置いておきましょう」と何度も言われるのでした。
 
 
 

 
 

 

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 トルコの首都は、イスタンブールではなくて、アンカラです。

 4月23日、この日はトルコの建国記念日(独立記念日)だったらしく
 町中(国中)いたるところに、トルコの国旗と、建国の父 アタチュルクさんの旗が掲げられています。

 アタチュルクとはトルコの父、という意味で、トルコを共和国として近代化に導き、独立後は大統領となったムスタファ・ケマル・パシャさんのことを指します。
 もう亡くなっていますが、今でも国民はアタチュルクさんを尊敬し、町中のいたるところに、肖像や、銅像がみられます。
 
 トルコは現地の発音では トゥルキェ 日本は ジャポンヤ 日本人は ジャポンです。
 ガイドさんによると人口は約7000万人、そのうち1400万人がイスタンブールに住んでいるそうです。
 国土は日本の約7倍 国土のほとんどを占めるアナトリア半島のアナトリアとは、文明の国とか、日の昇る国とかいう意味です。世界で5番目に、外国からの観光客が多い国なんだそうです。
 (記憶し間違っていたらごめんなさい)

 そして2日目も、あいにくの曇天と小雨のくりかえし。
 イスタンブールをまったく見ていないにもかかわらず、国内線に乗って一路アンカラへ
 アンカラからバスで3時間、サフランボルへ向かいます。
 サフランボルとは、サフランの産地であることから名づけられ、昔ながらのトルコの木造の家屋が数多く残っていることから、1994年世界遺産に登録されています。

 cb20d873.jpeg
 谷あいの小さな集落に、木造の家屋が集まっています。
 博物館のようになっている家もあれば
 個人で住んでいて、たまに観光客を受け入れる家もあるようです
 今は空き部屋が多いシーズンだからと
 観光客に中を見せてくれた家です。
 大体3家族くらいが一度に住める家になっています。
 トルコのアイデンティティーはアジアなので、家族主義なんですね。









1bf56b70.jpegどの家のいたるところにも、
トルコの伝統的なじゅうたんが敷き詰められています。
10代になったら女性はせっせとじゅうたんを織り、
部屋に積み上げておくそうです。
嫁入りの準備ができているのを、縁談があったときに示すんだそうな。
トルコの田舎のほうでは女性の結婚は10代後半から20才くらい。




6e8ce425.jpeg丘の上から、サフランボルの町を見下ろします。
古い木造建築というのは、外国では珍しいんでしょうね






3b9dc891.jpeg サフランボルの、アラスタバザール
 普段はこんなに国旗が掲揚されていないようです
 建国記念日からの1週間だけなんだって。

 ロクム(トルコのゆべし)売りの若い娘さんの勢いがすごく
 買わないと言うと、キレてる感じでした





4bb863ff.jpegバザールのパン屋さん。ディスプレイがかわいいです。
トルコではどこで食べても、パンがめちゃめちゃおいしかった。

しかし、パンに直接シールが張られていたりして
さらにそれが、はがれないくらいべったり張られていたりするのが
お国柄の違いなのでした。

しかし、うまい

99415cac.jpeg
 サフランボルを後にして、またバスで3時間、アンカラ(アンゴラともいうそうだ)
 エタップアルティネルホテルに宿泊。

 アンゴラワインを飲んだら、お風呂にも入れなくなりそうなくらいふらふら
 明日はカッパドキア、晴れるといいなあ。


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 念願のトルコに行って、無事に帰ってきました。
 5f277800.jpeg出発は2009年の4月22日 成田空港から、20名で出発です
 
 トルコ航空とANAの共同運航便
 成田⇔イスタンブール間を約13時間で
 フライトの距離は約10000キロです。
 




bbc959be.jpeg 機内はほぼ満席だったのに、私の隣は空いていてラッキー!
 イスラム圏は、乗り物で見知らぬ男女(夫婦や家族でない)を
 隣同士にしないと聞いたことがあったので
 そういったことかもしれない。
 帰りもそうでした。
 おかげでホントに楽だったと思います。

 機内食はなかなかおいしいです。
 これはチキンのグリル
 毛布もシートも、トルコの伝統的なチューリップ柄です



9945abea.jpeg 機内でなかなか眠れず
 「容疑者Xの献身」「ホームレス中学生」を見ながら
 やっと着陸。イスタンブールは19時半、残念な雨
 アタチュルク空港にて
 日本円2万円をトルコリラに両替
 1TY=66円でした
 




 9908bd5a.jpeg
日本時間の午前4時ごろ、やっとホテルに到着
空港近くのWOW ISTANBUR(ワオ!イスタンブール!)
とゆ~、キャッチーな名前の豪華なホテルです。
おひとり参加なので、やたらと広く感じます。
楽しむ余裕も無く、泥のように眠るのでした・・・

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 トルコから昨日帰ってきました。
 ちょこちょことした困ったことと、
 たくさんの素晴らしいことや、ラッキーなこと、楽しいことが満載の毎日でした

 ここ数年はずっと、行きたいところナンバーワンの国で
 そういう憧れの国にいけたこと
 そこが、憧れ以上にすばらしかったこと
 とてもしあわせでした。

 私にとっては仕事を辞めていないと、できなかったことでもあるのですが
 (さすがに、10連休以上になったので)
 それでもまだ見たりない、もう数日いたいくらいでした。

 自宅にも一度も連絡していなかったし、日本のことは全然わからなかったので
 成田に降りて、新型インフルエンザの検疫にびっくりしたけど
 とりあえず元気です。

 機会を見て、ブログも書く予定ですが、思うところはあまりにありすぎるので
 簡潔にできるかな。

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 昨日、父を入院させました。
 精神科病院の閉鎖病棟に、医療保護入院で。
 医療保護入院は、治療の必要があるにもかかわらず、本人が入院に同意しない場合に
 裁判所に選任された保護者による同意で入院ができるもの
 (反対に言えば、同意が無ければ退院もできない、強制入院の一種)

 私が連れて行って、おいて帰ってきました。
 いまごろどんなに不安だろうか。かわいそうにと思うし
 入院させたことで悪く転じる場合もないとはいえないらしいので
 
 ただ、父は日々悪くなり
 ここ数日は、私のことも娘とは思っておらず、「他人なのに、なんか親切な人」程度みたいで
 そんな親切面した人に、病院に放り込まれてかわいそうなことだ。
 それももう忘れているかもしれないけど
 不安でストレスが強い状態に置かれていることだけはかわらないので
 
 医療保護だから、そんなにすぐには退院できないだろうから
 早く、入院の状況にもなれてくれたらいいけど。

 短期記憶の保持はほとんどできない。数分前のことも覚えていない。
 長谷川式スケールは5点(3月時点)
 よく、普通に自宅にいれたもんだ。
 興奮と妄想がおさまれば、また同居できると思います
 薬の調整がどのくらいでつくかな

 結果だけを言ったら、わかりませんが
 家族には家族の毎日の経過があって、そこが評価されたりしないとやってられないです
 やれることは、やりました。
 それと、かわいそうと思う気持ちは別です。

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以前のブログでははにわと名乗っておりました。
短期間でかなりの美白&成長に成功した様子。
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