忍者ブログ
一隅を照らす。
[746]  [745]  [744]  [743]  [742]  [741]  [740]  [739]  [738]  [737]  [736


 中学生の時大好きだったマンガ。
 笑いが止まらなくなるので、授業中には読めなかった。
 ちなみに、持っていたほとんどのマンガを25歳くらいまでに売り払ってしまった。

 久々の、マンガ購入。
 ぼのぼの、単行本サイズ、コミック2冊分が掲載されて700円×2巻
 だいぶ小さくなっているので、読みづらいところがあるけど
 14歳の感性で面白かったのに、まだ面白いなあ。そして懐かしい。
 今となっても、ぼのぼのはどうやってもラッコっぽくないよな。色も形も。

   いい大人になって読んでみると
 ぼのぼのが悩む、些細なことにも
 ほかのキャラが示す、生きるヒントにも
 いじめっ子の中にあるやさしさも
 いじめられっ子の中にある強さや恨み?みたいなものも
 14歳のころよりずっと、考えさせられる。

 もともとは、大人(男性)向けのマンガだもんね。
 
 
 
 



 当時、持っていたマンガで、『papa told me』っていう、どちらかというと、大人の女性向けのものがあって
 小学校高学年の、ちせちゃんの目線で書かれている。
 カッコイイ小説家のお父さんと、既婚だった病弱なお母さんとの大恋愛(略奪愛)の末にできた子
 お母さんは、小さいころ亡くなってしまい、ちせちゃんの記憶にはほとんどないが、父子家庭でまっすぐかつ、大人びた子として育っている。わけだ。

 その子や、周りの人間関係が切なく、優しく描かれているのです。主にマイノリティの目線で。

 「お母さんといっしょ。って番組はあるのに、お父さんといっしょ。がないの。おじいちゃん、おばあちゃんといっしょや、一人でいるよ。があってもでもいいじゃない?」みたいなことを言う。

 ちせちゃんとお父さんは愛情あふれる関係で、お父さんは死んだお母さんのことも忘れずに愛し続けているから、十分幸せなのだが、周りからは理解されない。
 何か、子ども同士でもめ事があると、母親がいないからと責められたり、父親が、定職?に就いていないからと言われたり、または必要以上に不憫に思われたり、同情されたりする。
 
 
 1話完結型なので、全くの第三者や、お父さんの妹とか、編集者の女性が主人公となる回もある。
 お父さんの妹も編集の女性も、きちんとした仕事はするけど、恋愛や結婚に結びつかない人。  年金や税金を払っていても、結婚していないと責められ、職場からもだんだん煙たがられる女性。理想が高いわけではないし、結婚もしないといけないとは思ってる
 でも、心の底から好きになれる人がいないので難しい。

 日々の生活の中に、幸せや譲れないものもあるのだけれど、周りには理解されない。

 そんなソフト・マイノリティ(造語)の幸せの形と、まっとうな人たちの、まっとうな考えの怖さが、切なく、優しく、描かれているマンガでした。
 
 20数巻まで持ってたけど、今、手元には1冊もない。
 


 そして近年、『お父さんといっしょ』って番組ができていますね。週1回。
 時代は変わってきています。
 
 ちなみに、年相応?なマンガも読んでいましたよ。(笑)

拍手[1回]

PR
<< 遠山桜 HOME 休日の不調 >>
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新コメント
[04/09 Michaelkego]
[02/04 シロクマ]
[02/03 はるか]
[02/03 はるか]
[11/20 シロクマ]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
シロクマ
性別:
女性
職業:
はたらいてます
趣味:
あさくせまく
自己紹介:
南国かごしまではたらくシロクマです。
てげてげゆるゆるによろしゅう。
以前のブログでははにわと名乗っておりました。
短期間でかなりの美白&成長に成功した様子。
ブログ内検索
アクセス解析
忍者アナライズ
忍者ブログ [PR]