気がつけば山ガール

　
　旅から帰ってきたら、風邪。

　あいかわらずだ～～～～っつ。情けない。
　パワーのあるものにたくさん触れすぎて
　知恵熱がでるのだ
　いろんなパワーが入り込みすぎ。

　トルコ帰りなんか、1週間くらい寝込まなかったか？
　
　大好きな仏像をたくさんみてきた。
　いいなあ仏像・・・。

　今から歴史を勉強して、歴女を目指そうかな～～。

　そういえば、森ガールならぬ、山ガールが流行っているらしい。
　（しかし、森ガールはファッションなだけで、森には入らないから、本質的には違うか？）
　とにかく、女子の登山ブームと、ファッショナブルなウエアが流行っているらしい。
　最近は、柴崎コウが、屋久島の山をひとり歩いているCMが・・・

　今回の旅行で途中から一人旅となり
　京都の鞍馬寺という寺に行ってみた
　月曜日の午前中・・・

　叡電という電車に乗って、どんどん山を上がり
　お坊さんの運転するケーブルカーにのり、どんどん上がり
　鞍馬寺を参拝。
　パワースポットで神様のお山の空気を満喫。

　その後、奥の院～貴船神社へ向かう遊歩道みたいなのに入り込んだ。

　前日夜に行き先決めて、よく調べないで行ったっつーのもだけど
　仏像好きのくせに歴女ではないっつーのもだけど
　鞍馬山っていうのは、源義経が幼少の頃（牛若丸）すごした地で
　天狗と修行をしたとかいう逸話のある山だった。

　んで、普段、
　「山なんかどうして登るの？」と思っているメンタルの持ち主である
　うっかり軽装女子には、かなりのハードな山道

　最初は、数人周囲にいた人たちも、すっかり見えなくなり（おそらく、引き返したのだ）
　いるのは、頭に傘をかぶり、作務衣にレインコートを着て
　杖（山登りのための）をもった、修行なかんじのおじさん2人だけに。

　前日の夜に、かなりの雨が降ったこともあり
　足元も最悪
　天にもとどきそうな木々が生い茂り、空もあまり見えない
　時々、小雨ちっくになり
　携帯は圏外。

　・・・・
　・・・

　20分経ち、30分経ち
　太もも、ふくらはぎもガクガク。
　終わりが、見えないんすけど。

　道には、「ルートを外れないでください、熊やマムシや毒虫が出ます」
　という札があるが
　天狗がでるかもしんないし
　天狗より怖い人に会うのが怖いし

　やばい。
　しかし、ひきかえすわけにもいかない

　大分で、一人旅女性が殺されたとかあったよな～とか
　ここで私が足をくじいたら（くじきそうな道だったんで）
　誰が助けてくれるんやろか・・・とか

　とっても不安になりながら
　貴船川の川音が近づき、
　車どおりに出たのは、奥の院に通じる階段を登り始めて約1時間後。

　　
　なんだか、その間に、有名な
　義経背比べの石やら木の根道や、奥の院（魔王殿）
　なんか通ってきたんすけど

　予習も足らんし、ひとりうっそうとした山中とどまるのもなんだしで
　さっささっさ通ってきました。

　あともうひとつ
　その後、経験したことのないような筋肉痛で
　自宅の階段の上り下りにものすごい支障が・・・

　普段、鍛えていない人の末路です。
　その日は、それ以外にも相当歩いたし・・・

　別に望んでひとりでうろうろしてるわけじゃないけど
　どこにでもひとりで行っちゃうのも、考えもんだよね。

   初心者は、山にひとりで入るのはやめましょう。（女子は）
　狙ってもいないのに、流行りの山ガール、デビュー。