2006．9.18のキモチ（過去ブログより）

病院の話です。

　23～5歳の時、内科系疾患で病院にかかりだして、入院治療して経過観察して

　その後、病院に相談員としてつとめたり（今は施設ですけど）

　その間、父やら母やらが大きな病気をしたり、

　そして最近新たな病気を発掘してしまった私としては

　お医者さんや病院と、なんだか縁があります。

　でもあんまり好きな場所じゃないんですけどね＾＾


　この間、初めて大学病院を患者として利用しましたが

　うわさに聞く、長い長い待ち時間の間、

　くだらない本から、仕事関係の本までいろいろ持って行ったんですけど

　どうしても病院職員の動きが気になってしまう・・・

　
　各科の待ち時間表示・・・眼科の待ち人数は129人！（その時点で私の受診する科は8人でした）

　そして、内科外来だけで、40もの診察室があって、それにすべて別の医師の名前が貼ってある

　全部、稼動しているのか？？？でも、「本日の担当医」って書いてあるし・・・



　当然、「医者のような格好をした人」がやたらとウロウロしている。

　（白衣を着ているからって、医者とは限りませんよ、検査の人とかいますしね。私も病院に勤めてるときは白衣を支給されてましたから・・・）



　あっ、医者。・・・アッタマぼさぼさの５０台・・・。
　う～ん、きっとこんな年まで大学にいるんだから、偉い先生だんだろうなあ～～でもボサボサ。

　また来た。・・・うわ、几帳面を絵に描いたような人だなあ、寸分の狂いもなくセットされた髪と、シルバーのメガネが光っています。

　あら、・・・う～ん、若くてイケメン。遊んでいるだろうなあ～、信用できん～～（偏見＾＾；）

　おっ、・・・格闘家か？？こんなでっかい人いるんだ！コワっ。

　う～ん、・・女医さんだ、今のかかりつけ医が若い女医さんで、かなりたよりないんだな～～



　などと思いながら、自分はどの先生に当たりたいかなあ～～～などと物色しておったのです。

　病院に勤めたり、お医者さんと一緒に仕事をする機会がこれまであって思うことは

　「プライドが高く」「何か勘違いをしていて」「医者以外を上から観るような」「スタッフに八つ当たりをしたり」するよ～な人が、少なからずいるため

　はにわは、医者にあんまり夢をもてないでいます。


　自分がこれまで受診したお医者さんも、特に悪くないけど、頼りないなあ・・・って感じることも多かった

　血液検査の数字だけにしか、興味がなく、私が今何を不安に思ってるかとか、考えたことないんだろ～な・・・と

　でもでも、一緒に仕事をしたお医者さんのなかには

　ホントにいい人もいて、そんな人に出会うと、感激してしまい、舞い上がってうまく仕事の話ができないことがありました＾＾アホだよね

　その先生は患者さんに優しく、時間をとって話をして、スタッフにも、製薬会社の営業マンにさえ優しい人でした。・・・だからはにわも、そんなお医者さんにあたりたいなあ・・・と思いながら

　物色、物色・・・

　
　そして自分の番がようやく回ってきて、診察室に入った時に

　担当医さんの顔を見て（マスクで、半分隠れていましたが）

　ほっ。とした。

　あ、いいかも＾＾

　う～んなんというか。


　若すぎず（40代か？）清潔感があって、目が優しくて、ちゃんと目を見て話すし

　小学生の子供とかいてキャッチボールとかしそうな外見の普通の若いお父さんって雰囲気

　「聞きたいことがありますか？」とか「緊張したから、血圧測るの少し待ちましょう」とか


　私は結構、ショックなことを言われると、ちょっと混乱するので

　聞きたいことが搾り出されてくるまで、ちょっと待っててくれるのはありがたい感じです

　怖いことを言われたなあ・・・とも思うけど

　でも、かかりつけ医みたいに、遠慮してびくびくしてはっきり言わないより良かったし


　なんとなく、「治療したら大丈夫だよ」みたいな雰囲気がしました。

　最後の診察に時間がかかって終わるのが14時になっても「遅くなって本当にごめんなさいね」って
　
　腰が低いぞ（本当かな？）


　ちょっとファーストインプレッションで高得点をつけるのは、危ないかもしれませんが＾＾

　「大丈夫かよ」って思いながら治療を受けるのは怖いので、とりあえずラッキーでした。


　自分も、職業柄いろんな人に対面するんですが

　威圧感や強さを出さないように、元気すぎるのもやめています。

　初回の面接は、その後を左右するので、とても大事

　そういった意味では、見た目が９割・・・は多すぎるけど、それも大事だなあ・・・と。