忍者ブログ
一隅を照らす。
[39]  [38]  [37]  [36]  [35]  [34]  [33]  [32]  [31]  [30]  [29

 

 入院のすべての期間を通じて、制限食でした。

 私の場合は、一日タンパク質50グラム(身長で決まるようです)、塩分指示7グラム、1800キロカロリーでした。

 状態によってこれに、カリウム制限や水分制限などが加わっている方もいました。

 

 腎臓病は、腎臓の負担をなるだけ軽くする食事をすることが、薬物などの治療と同じくらい重視されています。だから、入院中にかかわらず、今後も食事に気をつける必要があります。

 腎生検、扁摘の入院期間は、制限食であっても、間食や飲み物などに大きな制限はなく、『せっかくの制限食を台無しにしない程度の間食ならばOK』でしたが

 ステロイド治療期間は、ステロイドの影響での血糖を正しく測定するために、食間にカロリーのあるものを摂ることは一切禁止。だから、水、お茶、無糖の紅茶、ブラックコーヒーだけでした。

 

 これはけっこうプレッシャーでした。

 ステロイド治療中は薬の影響で、結構おなかが空きます

 ステロイド開始までは、病院の食事を完食したことはなかったけど、マズイし、薄いし。

 たんぱく質が少ない(鶏肉だったら、一食につき、からあげ1個より小さいくらい)分、エネルギーを上げるため、ご飯だけが異様に多い・・・一般人にはきっとバランスの悪い食事です。

 そんな、マズイごはんを、毎食完食できるようになります。

 しかも、ややおいしく感じるくらい、ステロイド君がおなかを空かせてくれるんですねえ・・・

 

 同じような食事を摂っている、同室の腎生検まちの正直なおばちゃんが「こんなエサ、食べられないわよ!」と毎日切れていましたが・・・・

 私たちの命をつなぐ食事ではあるので『エサはないよな~~』と思いながらも

 ステロイドを飲むようになったら、食べるようになるかもな。と思ってましたむふ

 最後の10日間くらいは、4人部屋の全員が腎臓疾患だったので、みんな同じような食事だったんです。

 

 ちなみに、そうであっても、この23日間で、体重は4キロ落ちました。

 毎食、完食してるのに

 おそらく、摂取たんぱく質が少ないことと、入院で運動量が落ちることで筋肉がどんどんなくなってのこと

 最初は嬉しいけど、体型的には、頼りないうすっぺらいカラダになるので、そんなにいいことではないです。

 

 食事指導も受けましたが、今後も治療の効果が現れて、尿中のタンパク量が減るまでは、低タンパク、適正カロリーという、ダイエットに逆行したような食生活を送らねばならずご飯、野菜、果物、油、砂糖を多くとって、塩分とタンパクを少ない食事をしないといけない。

 

 栄養士さんに「焼肉だったら、何枚ですか?」と聞いたら

 「う~ん、2~3枚ですね」という、肉食の私には、最後通告のよーな

 しかし、ストレスが溜まってバカ食いしてもいけないので

 一月に一回とか、ごほうびの日を作ったり、夜外食する日は、前後の朝、昼でたんぱく質を極力とらないでおくとかして、食べていいですよって。

 

 本当にたいせつなのは、入院中ではなくて、退院してからあと、どんな生活を送るかっていうこと

 その現実をひしひしと感じるにつれて、とても気分が落ち込んでしまったのを覚えています。

 まあ、でも、やれる範囲でやるしかないんすけど。

 

 

 

 

 

 

 

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
02 2025/03 04
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
フリーエリア
最新コメント
[04/09 Michaelkego]
[02/04 シロクマ]
[02/03 はるか]
[02/03 はるか]
[11/20 シロクマ]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
シロクマ
性別:
女性
職業:
はたらいてます
趣味:
あさくせまく
自己紹介:
南国かごしまではたらくシロクマです。
てげてげゆるゆるによろしゅう。
以前のブログでははにわと名乗っておりました。
短期間でかなりの美白&成長に成功した様子。
ブログ内検索
アクセス解析
忍者アナライズ
忍者ブログ [PR]