← 早朝、カッパドキアの上空を飛ぶ観光バルーン
本当は、オプションでもこれに乗れるツアーに
入りたかった・・・
でも実際あんまりなかったんだよね。
この日の朝もあいにくの曇天
バルーンに乗ってもちょっと残念だったかも。
そんな気球を横目に、私たちはカッパドキアのじゅうたん工場見学にでかけます。
トルコのツアーには、必ず、じゅうたん工場、革製品の店、トルコ石の店を見学しなければならないという、厳しい掟があるようで・・・仕方ない。のです。
最初に、カッパドキア大学で日本語学科の教授をしているというおじさんが、流暢な日本語で、じゅうたんが作られる工程と、なぜ、こんな風にじゅうたん作りや販売を、国レベルで行っているかの説明がありました。
ちょっと前まで、田舎の女性が将来の生活が困ったときのために、と折り貯めたじゅうたんを売る相手は商人で、困っていればいるほど安く買い取られ、それがイスタンブールや外国で、数十倍数百倍の値段で売られることが多かったそうです。
田舎の女性たちに、頭金だけを渡し、商品をもっていってしまい、その後一切支払われなかったこともたびたび。教育が低く、契約書も交わされない取引で、ずいぶんと搾取をされていたとのこと。
最近になって、伝統工芸と、市民を守るために、できあがったじゅうたんはすべて市役所に持ち込まれ、専門家による鑑定がおこなわれ、値段が決められ、それに基づいて市役所から彼女たちに支払われるようになり、じゅうたんは一度お役所が管理して、国からの保証書つきで販売することになったとか。
最近は、機械織りの中国製品などのにせものがたくさん、保証書も偽造されるようになったとか。
じゅうたん工場では、トルコの手作りのじゅうたんのすばらしさと、偽者にだまされないようにしてくださいという説明があり、その後販売もありましたが、あまり、しつこく売ろうとはしなかった。
価格は2~3万円のものから、数百万のものまで
しかし、日本で買ったら、3倍くらいはするそうです。
ツアーのメンバーは関東のアラ還マダムが多かったので、買ってるひともいた
私は、もっぱら鑑賞させてもらい、トルコ・コーヒーを淹れてもらって、イケメンの販売にーちゃんと話だけしていた。(イケメンは穏やかだったが、貧乏女に辟易していたかもしんない)
でも、まあ、じゅうたん織りの女性たちは守られているのだということがわかり、ちょっとほっとしたのであった。イケメンたちも、産業の少ないこのカッパドキア地方で、観光客にニセモノじゃないじゅうたんを売るのだから、悪い人ではないらしい。みんな日本語ペラペラ。
つーことで、その後は、この旅一番の移動となるのだ。
午前)カッパドキア~コンヤ 約220キロ/3時間
午後)コンヤ~パムッカレ 約430キロ/6時間
バスはシルクロードを走っているので、休憩するところもこんな感じ。
隊商宿(キャラバンサライ)のスルタンハン
シルクロードは約40キロにひとつ
キャラバンが宿泊するための施設があった。
人間が休める部屋、ラクダが休むところ
通常は入場しないでトイレだけ借りるらしいが
ガイドさんのこだわりで、見学になった。
メブラーナ博物館
シロクマ人生初のモスク入場です!
印象的な白い衣装で旋回して踊る
メブラーナ教のかつての総本山
旋回しながら忘我の境地に達し神との合一を目指すとか・・・・
現在、そのメブラーナの舞は、年に一回12月にしか見られないそうです。(みたい!)
そいで、またどんどん走るんです。
トルコの大地は、見ていて飽きません。
基本は、北海道のような広い広い牧草地、農地に地平線まで大きな道路が延びていて
そこを90キロくらい出してじゃんじゃん走ります。
ひつじがいて、牛がいて、オリーブ畑、小麦、果樹園、鉱石の切り出される山
町にはトルコの花チューリップが満開。
虹が大地から生えてしっかりと大地に下りていたりとか・・・
眠ったり、なんだりして
日没・・・・
すぎてもまだ走って、20時ごろ
パムッカレのホテルに着いたんです。
バスを降りても、ふわふわゆれているみたいな感じで
21時過ぎにようやく部屋に入ろうとしたら
ブログの記事にも良く出てくるガイドさん(トルコ人男性40代くらい??)に
「シロクマさあ~ん」と呼ばれ
「ここ、すわってください~」とホテルのロビーでチャイをご馳走になり
「なぜ、シロクマさんは結婚していないのですか?」
ガイドさんの純粋な興味と、その悪意の無い表情の裏に
「なぜ、そんな年になって?何か重大な理由が??」
と読めるのでした・・・・。
なぜ、9時間も移動してヨレヨレの今、その話なの・・・?
・・・・日本から、1万キロ離れても、聞かれることは同じ。
トルコでは 40歳は おばあちゃん

ギョレメ野外博物館までは、残念な曇天~小雨だったのですが
その後は、晴れ~曇りの繰り返しになりました。
日のあたる奇岩群は、曇天のそれよりやはり数段に美しくて素晴らしいものでした
ギョレメ地区狩人の谷より、ギョレメの奇岩群を見下ろします
視界いっぱいの奇岩たち。
春の野の花もいっぱいです。
雨が上がって、虹が少し出ていました(残念ながら写ってなかった!)
ウチヒサールより
ヒサールというのは要塞のことだそうです。
その後は、奇岩群の間を、ハイキングです。
雨で歩けないのではないかと心配しましたが、大丈夫★
17時くらいだったのと、雲に追いつかれて少し暗くなってしまいましたが
1時間以上、奇岩と野の花が美しいコースを、ローズバレーまで
十分に美しい景色ではあるんですが
夕日が当たると真っ赤になり美しいとのこと
やはり残念。天気は重要です。
ホテルに入る前に、今もカッパドキアの洞窟民家に住むご家族を訪問
(これは、行程にはなかったんだけど、ガイドさんが調整してくれた)
お嫁さんが、20数名分のチャイを入れてくれるのでした。
おうちの中を案内してくれて、記念撮影にも応じてくれる。
娘さんの一人は(15歳くらい)、とても嫌そうな顔をして迎えてくれていた
おばあさんは誇らしげに堂々と、自分の織ったじゅうたんをみせてくれた
観光客をたまに迎えることも、一家の大事な収入になっているのだろう。
だから、娘さん。ちょっとの時間、がまんするのだ。
カッパドキアのお嫁入りの話をガイドさんから教えてもらっていたので
とてもわかりやすかった。
選択肢の少ない女性たちの人生を、哀れむような声もあがっていたけど
私からみたその一家は、とても幸せそうでした。
カッパドキアの洞窟ホテルに宿泊。(洞窟ホテル泊はやや高い)
私なんかひとり利用だから、いくらかかってるんだ??
お部屋は狭いけど、本当に雰囲気があって、洞窟ホテルのプランにしてよかった。
お天気がちょっと残念なカッパドキアでした。
まる一日なんて、本当にもったいない。3日くらいみっちりいたかった。
一生懸命祈っていたのですが、この日も、グレイ一色の空。
アンカラからカッパドキアの間も、時折、強い雨が降ったり、晴れ間がさしたり
ガイドさんの話を聞きながらも、ずっと空模様が気になっていたんです。
まずは、地下都市カイマクルへ
キリスト教徒がアラブ人の圧迫を逃れるために
住んだ地下都市。
かつては最高で5000人ほど生活したとか
台所や食料庫、教会などがある
迷子になった日本人が数日後に
ぜんぜん違うところから出てきたというくらい
ものすごい広いらしい。
晴天だったら、写真ももっと素敵なのにね。
クリックして少し大きくしてみてください。
中に妖精がすんでいるという言い伝えから
妖精の煙突ともいわれています
キノコ岩のひとつを登ると、中には
キリストでしょうか。
カッパドキアは、迫害されたキリスト教徒が
たくさん身を潜めていたんですね、
奇岩の中の教会には
こんな風にキリスト教関係の
古いフレスコ画がたくさん残っています。
ここではあいにくの雨!残念
さあ、あいにくの雨はここまで、これから先は、少し晴れ間が見えてきます。
3日目②につづく。
以下、カッパドキアの嫁入りのお話。興味のある方はどうぞ。
ガイドさんによると、カッパドキア地方は、早婚のトルコのなかでも、また結婚が早い地域で、女性はだいたい10代中半から、義務教育が終わると、高等教育は受けずにじゅうたんを織る人が多い。
じゅうたんは、嫁入り道具なだけでなく、その後の彼女の財産として、老後や生活が困ったとき(カッパドキアのお嫁さんは、その後も家事や農業に加えてせっせとじゅうたんを織りますが、歳をとってくると目が悪くなるので、やはり、若いときに織ったもののほうが精密で、老後に売るころにはアンティークになってて、高く売れるんだそうです)
カッパドキア地方をはじめ、トルコの地方では産業が少なく、男性にとっての稼げる仕事はあまりなく、女性の働きが家族の生活を支えます。だから女性はとてもたいへんです。
ちなみに、トルコの(田舎の)女性は、嫁入り前になると、家の屋根に空のガラス瓶を置きます。
それを見た、旦那さん候補の「お母さん」が、彼女の家を訪ねてきます。
(もちろん、少女時代からめをつけていた子でもあるのでしょう・・・)
そして彼女の部屋に積まれている、じゅうたんその他調度品を見ていきます
それは予告無く、いきなりやってくるそうで、いつもきれいにしておかなければならない。
んで、ひととおり見学が終わった後、彼女はその「お母さん」にコーヒーを入れてあげます
彼女が、コーヒーにたっぷり砂糖を入れて、甘くして出していたら、嫁入りオーケー
ブラックにして出していたら、「あなたの息子さんとは結婚したくありません」だそうです。
でもどちらであっても、「お母さん」は「甘くておいしいわ」といって全部飲むそうです。
でもブラックだったら、ちょっと残念。と思いながらかえって、また息子に嫁を探すために、次のチャンスを狙うんだそうです。
なぜ、「お母さん」が選ぶのか、というと、カッパドキアなどの田舎の家では嫁の働きに家族の存亡がかかっているといっても過言ではないらしく
「お母さん」が思ったように育てやすい、なるべく年端のいかない素直な、さらに働き者で手先の器用な嫁を、数年かかって姑好みに立派に育て、「お母さん」は嫁業をバトンタッチ!それまで働きづめだった自分が、その後を悠々自適に暮らせるかどうか、かかっているからだそうです。
なるほど・・・カッパドキアの女の人は大変である。尊敬します。
トルコはそういう昔の体制が残っているところと、急速に崩れつつあるところの差が大きいようです
数十年前は、日本だっておんなじようなもんだったもの。
ただ、救いなのは、最終的には選択権が お嫁さんになる本人にあるということ
苦いコーヒーをもらったことは、彼女と、「お母さん」だけの秘密で、後追いは一切しないんだって。
ちなみに、再婚したい人は、素焼きの瓶を置いておくそうです。
ガラス瓶、素焼き瓶にかかわらず、数年も置いたままの家もあるとか・・・・
若い添乗員さん(女性)と、トルコではもっと終わってる年齢の私は、このネタで現地ガイドさんに
「シロクマさんも家に帰ったら瓶を置いておきましょう」と何度も言われるのでした。
トルコの首都は、イスタンブールではなくて、アンカラです。
4月23日、この日はトルコの建国記念日(独立記念日)だったらしく
町中(国中)いたるところに、トルコの国旗と、建国の父 アタチュルクさんの旗が掲げられています。
アタチュルクとはトルコの父、という意味で、トルコを共和国として近代化に導き、独立後は大統領となったムスタファ・ケマル・パシャさんのことを指します。
もう亡くなっていますが、今でも国民はアタチュルクさんを尊敬し、町中のいたるところに、肖像や、銅像がみられます。
トルコは現地の発音では トゥルキェ 日本は ジャポンヤ 日本人は ジャポンです。
ガイドさんによると人口は約7000万人、そのうち1400万人がイスタンブールに住んでいるそうです。
国土は日本の約7倍 国土のほとんどを占めるアナトリア半島のアナトリアとは、文明の国とか、日の昇る国とかいう意味です。世界で5番目に、外国からの観光客が多い国なんだそうです。
(記憶し間違っていたらごめんなさい)
そして2日目も、あいにくの曇天と小雨のくりかえし。
イスタンブールをまったく見ていないにもかかわらず、国内線に乗って一路アンカラへ
アンカラからバスで3時間、サフランボルへ向かいます。
サフランボルとは、サフランの産地であることから名づけられ、昔ながらのトルコの木造の家屋が数多く残っていることから、1994年世界遺産に登録されています。
谷あいの小さな集落に、木造の家屋が集まっています。
博物館のようになっている家もあれば
個人で住んでいて、たまに観光客を受け入れる家もあるようです
今は空き部屋が多いシーズンだからと
観光客に中を見せてくれた家です。
大体3家族くらいが一度に住める家になっています。
トルコのアイデンティティーはアジアなので、家族主義なんですね。
トルコの伝統的なじゅうたんが敷き詰められています。
10代になったら女性はせっせとじゅうたんを織り、
部屋に積み上げておくそうです。
嫁入りの準備ができているのを、縁談があったときに示すんだそうな。
トルコの田舎のほうでは女性の結婚は10代後半から20才くらい。
古い木造建築というのは、外国では珍しいんでしょうね
普段はこんなに国旗が掲揚されていないようです
建国記念日からの1週間だけなんだって。
ロクム(トルコのゆべし)売りの若い娘さんの勢いがすごく
買わないと言うと、キレてる感じでした
トルコではどこで食べても、パンがめちゃめちゃおいしかった。
しかし、パンに直接シールが張られていたりして
さらにそれが、はがれないくらいべったり張られていたりするのが
お国柄の違いなのでした。
しかし、うまい

サフランボルを後にして、またバスで3時間、アンカラ(アンゴラともいうそうだ)
エタップアルティネルホテルに宿泊。
アンゴラワインを飲んだら、お風呂にも入れなくなりそうなくらいふらふら
明日はカッパドキア、晴れるといいなあ。
念願のトルコに行って、無事に帰ってきました。
トルコ航空とANAの共同運航便
成田⇔イスタンブール間を約13時間で
フライトの距離は約10000キロです。
イスラム圏は、乗り物で見知らぬ男女(夫婦や家族でない)を
隣同士にしないと聞いたことがあったので
そういったことかもしれない。
帰りもそうでした。
おかげでホントに楽だったと思います。
機内食はなかなかおいしいです。
これはチキンのグリル
毛布もシートも、トルコの伝統的なチューリップ柄です
「容疑者Xの献身」「ホームレス中学生」を見ながら
やっと着陸。イスタンブールは19時半、残念な雨
アタチュルク空港にて
日本円2万円をトルコリラに両替
1TY=66円でした
日本時間の午前4時ごろ、やっとホテルに到着
空港近くのWOW ISTANBUR(ワオ!イスタンブール!)
とゆ~、キャッチーな名前の豪華なホテルです。
おひとり参加なので、やたらと広く感じます。
楽しむ余裕も無く、泥のように眠るのでした・・・
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てげてげゆるゆるによろしゅう。
以前のブログでははにわと名乗っておりました。
短期間でかなりの美白&成長に成功した様子。